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株式会社 日本サクドリーは 新しい時代の新しい環境衛生を築く会社です。

21世紀のペストコントロールに至る、日本の害虫駆除の歴史
 ■行政主導型の害虫駆除
今日の衛生的環境づくりの始まりは、戦後、昭和20(1945)年9月にアメリカGHQの指導により行政機構が整備され地域ごとの衛生活動が活発化したことから始ります。
その頃日本には防疫殺虫剤の保有はなく、使用薬剤はGHQに依存したDDTであった。
対象害虫はハエ・蚊であり、業務は低濃度多量処理において
「撒く」の始まりでもある。

昭和37(1962)年 行政指導型から個人の責任において実施され、民間害虫駆除業(PCO)の始まりとなる。 昭和43(1968)年11月 PCO協会の発足

都市化の進行と共に、作業者の多くは防除に関する知識も理論も持ち合わせなく、
ただ殺虫剤を水で希釈してジャブジャブ撒くだけの慣習化した方法を許さなくなった 

また、昭和45(1970)年から駆除対象がゴキブリに変わる。
その背景は昭和39年新幹線の全通また、それに続く名神高速道路の全通、東京オリンピク開催と国の経済の高度成長により、人の日常生活の快適さはゴキブリの拡張にも連動して特に人間と共生するチャバネゴキブリの増繁殖ともなったのです。

 ■20世紀での飛躍的進化の処理方法。
 昭和57(1982)年に「良い仕事は良い道具から」と、アメリカからのULV機を用いて薬液粒子径を1〜20ミクロンで噴射する高濃度少量散布という処理方法が誕生した事です。
既存の、駆除の時期が来たら噴霧器で薬を撒けばいいという時代を大きく変えました。
参考までに、駆除効果を上げる処理方法及び、環境配慮の進化として、噴霧(100〜400ミクロン) → ミスト(50〜100ミクロン) → 湿潤煙霧(25〜50ミクロン) → ULV(1〜20ミクロン) → 非液性化・乾燥煙霧(25ミクロン以下) となり薬に対する処理方法イコール機器の進化ともなったのです。

 ■対ゴキブリ戦略の転換期
 時代は都市型環境に移行し、清潔意識の向上と共に、「環境にやさしい」という殺し文句が反乱。
害虫駆除の基本的処理方法である「直接噴霧」「残留噴霧」による生活環境の化学的汚染を避けるべき、
昭和60(1985)年 ベイト(食毒)による置き去り法が新しい施用技術として確立された。
従来の食毒とは違い、有効成分の「ヒドラメチルノン」の持つ作用成分によるところが大きい。
特徴は遅行性ではあるが従来の殺虫剤とは異なり、コロニー(営巣)まで薬を運び込み、ドミノ効果で撲滅するという新技法で、また、人畜に対する毒性が極めて低く、安全性が高いことです。

 ■ファン付殺虫機が正式に登場
 平成7(1995)年〜平成8(1996)年〔※正式とは、厚生労働省承認取得時を意味しています〕
都市型環境において、薬剤汚染につながる水(希釈)を使用する事なく、蒸散機用殺虫プレートを用いて、無色、透明のドライ(乾燥状態)処理方法によるファン付殺虫機(殺虫ロボット)が、厚生労働省の承認を得て、各殺虫プレートメーカー(3社)より正式に登場しました。
特徴は、タイマー設定により無人の夜間に稼働し、蒸散された薬で、継続的にゴキブリを駆除し続けるという画期的なものでした。
また、この機械を扱う者は所定の教育訓練を受けた有資格者でならないと義務付けされた事です。
これにより、昭和63(1988)年頃に、知識も理論も無く蒸散機が氾濫した時代を終結させたのです。
ただ当時(1996年)の各社ファン付殺虫機は、殺虫プレートをファンで拡散させるだけのものであり、設置した飲食施設等の室内温度に蒸散力(効果)が左右され、それを補う大型機も登場したが設置場所の確保に、プレートコスト高と、課題の多い登場であった事は否定できません。
 【 20世紀の総括として 】
 20世紀の害虫駆除対象はハエ・蚊から始まり、都市型時代に進みゴキブリへと変化したのでした。
駆除方法としては、「撒く」から始まり、道具(機器)の進化により効果を向上させたものの、都市型環境が薬剤汚染を嫌い、清潔環境を求め、ベイト(食毒)処理に、ドライ処理にと期待を背景に定着した流れでした。
ただ、どの処理方法にしても、対ゴキブリへの決定打とは成り得てない20世紀時代です。

      清潔環境ではもう殺虫剤は撒けない しかし撒かなくても良い殺虫剤がある これが21世紀の防疫殺虫剤なのです。
      殺虫剤を撒く時代は終わった !! 無色、透明、無残留のドライ駆除方法を用いた
「システム管理」の幕開け !!
■平成16(2004)年、鞄本サクドリー製、ヒーター付ドライ害虫駆除機「ブラックメンター」正式登場。  
  厚生労働省承認取得、特許取得。 〔※正式とは、厚生労働省承認取得時を指しています〕
 対ゴキブリでの決定打がないまま紆余曲折し続ける害虫駆除業界への最終兵器として
 ドライ害虫駆除機「ブラックメンター」を世に送り出したのです。


■真のドライ害虫駆除機の完成。

 ブラックメンターの特長として、処理進化の頂点であるドライ機器にヒーターを入れ、
 独自の技術で外部温度に左右されず、1年を通して効果を安定させた事です。
 その安定技術により、使用する殺虫プレートの固定化(要研修)に成功し、コスト面においても完成されたのです。
 この効果とコストと軽量化の完成により、
 従来の「ファン付殺虫機」とは別物の、真の「ドライ害虫駆除機」が21世紀に登場したのです。

対ゴキブリの決定打としては、その完成されたドライ駆除機に依存することなく、いち「ハード」と位置づけされ、
対象物件の難易度により「ソフト」という人的サポートを完備して、4週間に一度の効果判定に基づき処方箋管理をする
「メンターシステム」を以て「ゴキブリゼロ環境維持」を完成させたことです。




■ お客様への4つの安心
  都市型システム管理による,客様への4つの安心として、
 〔1〕安心、安全、清潔 !! 進化の頂点であるドライ駆除による薬剤汚染の軽減。
 〔2〕継続設置による「ゴキブリゼロ環境維持」の提供。 
 〔3〕料金は「ハード」単体のレンタル料金ではなく、システムによる1台15坪(150リッポウメートル)を担保した  
    顧問料金制(全国統一\3,900)である事。 
 〔4〕継続設置を前提とした「衛生管理優良証の提示、1000万円施設賠償保険」の提供等々、サービスの充実。


21世紀のペストコントロールとしては、従来の害虫が出てから害虫駆除をするべきものではなく、
害虫のいない段階の店舗、施設の開設より本システムを導入し、害虫を駆除する事なく「害虫ゼロ環境維持」をすべきものです。
まだまだお客様側に先進国における衛生意識の向上というハードルはありますが、
我々、全国PCR事業会は「我々は害虫駆除屋ではない」を合言葉に、全国で近未来衛生文化を築き続けています。




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